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特集記事

歯周病菌ワクチン記録 〜6・7・8月〜

早いもので昨日で8月が終わり、残暑が厳しいものの9月に入りました。

遅くなりましたが、6・7・8月の3ヶ月間の歯周病菌ワクチンの記録をまとめてご報告させていただきます。


この3ヶ月では、合計で44件(犬で34件、猫で10件)のワクチン点眼をさせていただきました!


最近では重度の歯周病・歯周炎・口内炎がある猫ちゃんの症状緩和目的でワクチン点眼をさせていただく機会が増えてきています。

猫の口腔疾患では、口の痛みで食事が食べることが出来なくなるケースが多く、従来では治療の選択肢として

① 外科的に問題のある歯を抜歯する

(→ 根本治療が可能であるが、全身麻酔が必要。処置後も一定の痛みが残る場合も。)

② 内科的に抗生剤、消炎剤を使用する対症療法

(→ 一時的な改善効果があるが、完治はしない。長期治療で薬剤への耐性が生じる場合も。)

③ サプリメントで口腔内環境を改善する

(→ 単独では効果が限定的である場合が多い。口の痛みがある子は投与出来ない場合も多い。)

などが挙げられますが、歯周病菌ワクチンは猫にとっても新たな治療・予防の選択肢として効果的であると考えます!


なお現在は、点眼ワクチンの供給が安定しているので

基本的には予約不要で歯周病予防のワクチン点眼が可能となります。

ご希望の方は当院までご相談ください!



また、歯周病菌ワクチンは既に歯周病があっても、歯肉の赤みや口臭、歯石の新たな付着を予防または軽減可能ですが、理想的には歯石除去で口腔内の環境を改善した上でのワクチン点眼を推奨しています。

当院では、全身麻酔が可能か十分な評価をした上で、下記の歯科機器(ビバエース)を用いて歯石除去を実施しています。

歯石除去についてもご希望の方は当院までご相談ください!
















今岡動物病院



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